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■第7回レッスンリポート「体力測定」
11月某日、BCMサーファー育成プロジェクト第1期生メンバーの第7回目となるレッスンを千葉で開催しました。今回から4人となった第1期生、更なるステップアップを目指します。

サーフィン検定の模擬試験を中心に実施した前回は、ライディングのアドバイス・レクチャーの時間が少なかったため、今回は細川テクニカル・ディレクターのレクチャーを長めに設定。まずは午前中に2時間のサーフィンレッスンを実施しました。

スタート当初と比較すると、目にとって分かるほど成長を遂げた彼らのライディングですが、まだまだ課題点は数多くあります。細川コーチはビーチから彼らのライディングをじっくりとチェック。次のステップへ進むためには、より細かい動作に対して改善をしていく必要があり、彼らの欠点を細川コーチは一つ一つ浮き彫りにしていきます。

午前中のサーフレッスンを終え、昼休みを挟んでから、彼らのライディングビデオのチェック。細川コーチから一人一人の課題点を説明していきます。

【ヨシキ】
体の伸縮をもっと意識し、波に合わせたライディングを心掛ける必要があります。常に“前へ前へ”の意識が強いヨシキのライディングは、気持ちばかり進んでいて、体とボード、そして波とのリズムが合っていません。波の形状や掘れ方・速さなどは毎回異なるので、波に合わせたボードコントロールを意識することが大切です。

【ゆみ】
バックサイドのライディングの際に体が閉じていてガニ股になっているゆみは、体を正面に開くことを意識すること。上体を開くことで自然と後ろ足のヒザも閉じてきます。また、重心がつま先側に掛かっているので、もっとカカト側に掛ける事を意識することも重要。

【ジュン】
持ち前の体の柔らかさからかヒザの伸縮をうまく使っているものの、ライディングがこじんまりしているイメージがあるジュンは、リップアクションやカットバックをする際に後ろの肩を上げ、腕を大きく使ってリードすることで、より大きくダイナミックなライディングになり、アクションの安定感も向上します。

都合により午後から参加となったユカコも合流し、佐藤フィジカル・ディレクターによるフィジカルトレーニングがスタート。今回は育成プロジェクトがスタートした5月にも実施した、体力&柔軟性テストを再度行いました。この測定結果は、半年間で各自がどれだけフィジカルトレーニングを実行していたかの指標にもなります。

・閉眼片足立ち
・プッシュアップ(腕立て)
・フルワンレッグ右足、左足
・シットアップ(腹筋)
・ボックスドリル
の体力測定に加え、体の各部位の柔軟性をテストします。

佐藤コーチからは「第1期生メンバーの身体能力は高い」とお墨付きをもらっているものの、バランス感覚や瞬発力が弱いメンバー、体が硬いメンバーなど、第1期生メンバーにもそれぞれ長所・短所がはっきりと現れました。
この測定結果を基に、佐藤コーチが各メンバーのトレーニングプランを作成し、各自の弱みを補っていきます。

かなりハードな内容の体力測定を終え、2回目のサーフィンレッスン。午前中に細川コーチから指摘された点を意識しながら、おさらいのサーフィンとなりました。波はオンショアがやや強まったためコンディションを落としたものの、ハラ〜ムネのサイズをキープ。午後から合流したユカコをはじめ各メンバー苦戦しながらも、細川コーチからのアドバイスをイメージしながら約2時間のサーフィンを実施しました。

BCM育成プロジェクト第1期生の今後の更なるサーフィン上達のキーポイントを発見する事になった今回のレッスンが終了。次回は佐藤コーチからの個別フィジカルプログラムを受け取り、各自の弱点を見直してもらいます。細川コーチからのアドバイスを今まで以上に心掛けたサーフィンを日々行ってもらう必要もありそうです。、

2007-11-15 10:59:15



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