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ミック・ファニングが国民栄誉賞を受賞


PHOTO:© WSL/Scholtz

1月26日のオーストラリアの建国記念日、『Australia Day』に3度のワールドチャンピオンを手にしたミック・ファニングが日本の国民栄誉賞にあたる名誉を与えられました。

国内外でプロサーファーとして活躍し、幅広い慈善団体のサポーターとして認められたとのこと。

「これはワールドタイトルと並ぶ名誉。驚いているよ。とても誇りに思うし、本当に光栄さ」

2002年にルーキーとしてワールドツアーにデビューしたミックは、いくつかのシーズンを除くと常にタイトル争いに絡み、2007年には初のワールドタイトルを獲得。
2009年には2度目、2013年には3度目とタイトルを重ね、誰もが認めるワールドチャンピオンの座を手に入れています。

2015年、南アフリカの「J-Bay」でファイナルの最中にシャークアタックに遭遇。幸いにも無事に生還を果たしたものの、精神的なダメージは計り知れず。
更に追い討ちをかけるように兄の死、離婚などプライベートでの不幸が重なり、2016年はスポット参戦を発表。
オーストラリアレッグの2戦、フィジー、「J-Bay」、トラッセルズの5戦のみでクオリファイを果たし、更に「J-Bay」ではシャークアタックのトラウマを克服してドラマティックな優勝。
テレビのドキュメンタリーも制作され、オーストラリアではサーファー以外でも彼のことが広く知れ渡ることになりました。


PHOTO:© WSL/Scholtz

オーストラリアでもトップニュースにはなりませんが、ミックは『Make a Wish』、『Starlight Foundation』という難病と戦う子供達をサポートする団体に協力するなど、自らの地位を活かして素晴らしい活動を行っています。

100万人近いフォロワーを持つInstagramでは、この受賞の後に「本当にビックリしているよ!オーストラリアの素晴らしい人達と並ぶ勲章を頂いて誇りに思っている。私はこの国と国民を愛しているんだ。だから、とても幸せで誇りに感じる。この美しい国で今日だけではなく、毎日を家族や友人と共に十二分に楽しんで欲しい。伝統的な土地の所有者がいるこの素晴らしい国に住んでいることが、どれだけ幸運かをもう一度心に留めて欲しい」とポスト。

ミックは2017年のワールドツアーに関してまだ正式にフル参戦を公言していませんが、WSLコミッショナーのキーレン・ペローによると彼のホームであるゴールドコーストの開幕戦には参加が決まっているとのこと。

今回の名誉は全てのサーファーの誇りでもあり、ミック・ファニングの名前がレジェンドとして永遠に歴史に名を刻まれることが確実になったと言えるでしょう。

WSL公式サイト

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