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F+(エフプラス)コラム「米SURFING誌が廃刊」

Text by つのだゆき / Photo by snowy



1月24日にアメリカのサーフィン誌が無くなったというニュースを知った。
そこで働いていたスティーブ・シャーマンの話だから、間違いないんだろう。
53年の歴史に幕を閉じたということだ。

一足先に日本では長い歴史を持っていた2大サーフィン雑誌が廃刊になっていたけど、まさかアメリカでそんなことが起きる日が来るとは思っていなかった。
SURFINGとSURFERは永遠な感じがしていた。ま、同じ会社がこの2誌を持つようになってからは、どっちかひとつにするのが自然だろうとは思ってはいたけど、どっちかって言えばサーファーではなくイングかな、みたいな。
印象としては日本ならワールドがサーファーでライフがイングみたいな感じ? 読者層的にはそれに近かったと思う。

今、私がこの仕事をしているのは当時女性誌だった日之出出版のFineのおかげだけど、この方向の仕事、つまりモーメンタム方向に深入りするきかっけは、1冊のSURFING誌だった。27年前?
今でもその号のSURFING誌は大事に保管している。初心忘るべからず、あの頃の感動を忘れないようにね……ってすっかり忘れちゃってますけど。


ケリー・スレーター

写真を撮るのに本棚から引っ張りだしてみたけど、みんな若いなぁ。今45歳ぐらいのおじさんたちがまだ18歳ぐらいの時の話ですから。ケリー、いまだ現役ってのも改めてオドロキだけど。


ロブ・マチャド


ロス・ウィリアムス

トランプさんの今までと全く違う政治が、アメリカのサーフシーンにどう影響するのかは知らないけど、アメリカのインダストリーの人の話は相当下向きだ。SURFINGがなくなるぐらいなんてことないさ、ってレベル。2017年、何が起きるんでしょうね。

オーストラリアはなんか内向きで落ち着いてる感じというか、そこまで悪い話が出てこない。体質がアメリカのインダストリーと違うからな。もっとサーフィンそのものが根を張ってる感じというか、なんというか独自路線。
ミック勲章もらったみたいだし。ま、日本でいう紫綬褒章とかそんな感じ? 国民栄誉賞というよりはナイトの称号的なものなんでね。王室チック。ものすごい栄誉。一般市民としては最高の栄誉のひとつなんだと思う。
ま、それだけのことしてるし、それだけの苦労もしてる。

その辺今だから話せる事件の真相、的なミックのロングインタビューが次号F+の目玉。3月10日配布開始。お楽しみに。


F+(エフプラス)公式サイト
http://www.fplussurf.com/



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