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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


今回も金曜日(4/12)に通過した低気圧の影響で北東コンディションの風波から始まりましたが、ハッキリしないものの土曜日(4/13)に復活した北東ウネリの反応からその後の高気圧の東ウネリにかけて肩前後のサイズをキープできていたので、前半の一宮方面や夷隅を基準にした狙い方や後半の志田周辺の対応で楽しみやすい期間だったと思います。
それでは、地形レポートです!

一宮

4/16火曜日7時頃の様子から地形を判断します。潮は満タン寸前です。金曜日(4/12)はオンショアの強まりで風波からのスタートになりましたが、勢力は小さいものの低気圧の通過で土曜日(4/13)にはウネリの雰囲気が復活し、その後も高気圧からの弱い波質をキープしながら胸〜肩サイズを狙えていた様子です。
一宮1
前日の南東コンディションの影響か、今週も頭近いセットが届いていましたが、地形の状態からは全体的にミドルエリアのカレントセクションを境にしてアウトとインサイドが分断されているので、潮の動きに敏感な状況は変わらず、形と距離を両立した狙い目は限られています。
一宮2
満タンに近い時間帯にもアウトを使えるサイズや形のまとまりはありましたが、途中で途切れるフェイスは乗り心地の弱さで距離を楽しめる波は少ない印象でした。以前より余計なカレントは解消傾向に思えつつ、この時の手前に集まるショアブレイクにとってはピークのきっかけがなくなってしまい、北東コンディションの期間の方が意外や滑れる形を探せていたかもしれません。
一宮3
引き始めからのアウト重視な対応もキープできていて、この日のサイズはフェイスの乗りしろが広がり、正面左側やファミマ側を基準に比較的広範囲なブレイクがあったと思いますが、やはり干潮時に関しても波の痩せ方が極端な変化になっていて、地形に誘導されたカレントの強まりはピークやフェイスのまとまりを複雑にしていたように思えます。

サンライズ

4/16火曜日8時頃の地形レポートです。満タンの潮止まりです。ここも土曜日(4/13)からのウネリの雰囲気で乗り心地は弱いものの胸前後のサイズをキープし、地形的にインサイドやアウトに片寄った対応は変わらずでしたが、午前中の引き始めや夕方の上げ始めからの変化に比較的乗りしろのあるフェイスを探せていたと思います。
サンライズ1
対応する地形は時間帯によって狭い印象ながら、左側のアウト重視なレフトの反応や右側の手前に集まるレギュラーのショアブレイク気味なまとまりは前回以降でここのメインの波になっていた印象です。
サンライズ2
今週に入ってからも頭近いセットが残っていて、ミドルエリアのカレントセクションでフェイスが途切れる波は目立ちながら、1日を通してアウトからのブレイクをキープしていたので全体的に引き始めからの対応で距離を狙えそうな雰囲気も感じました。
サンライズ3
基本的に地形のバラつきやまとまりの悪さが気になっていますが、カレントの弱まりは以前よりも素直な反応に思えるので、ブレイクの癖の強さの中に形を探せるコンディションが続いていました。干潮時の地形に影響されたカレントの強まりは形のバラつきが気になるものの、サイズのキープに狙い目が残されてる状況です。

東浪見

火曜日(4/16)9時頃の地形チェックです。潮は引き始めです。前回以降は風の弱まりを狙えるタイミングや土曜日(4/13)からの安定した胸〜肩サイズに助けられていたので、インサイドのまとまりの悪さやミドルエリアの深みなど、地形のバラつきは気になるもののアウトの対応をキープながら形になる波を探せていた雰囲気です。
東浪見1
最近の東ウネリでは一宮〜サンライズ区間と比べてサイズや波数が控えめな様子で、形のまとまりはよく見えても比較するとボトムのボヨつきやショルダーの狭いフェイスが気になっていましたが、ここ数日の頭サイズは潮が多い時間帯のアウトの反応が広がり、可能性があやしくなっていた右側のレギュラーに関してもアウトを重視した対応で狙える波が復活していた印象です。
東浪見3
しかし、潮が少なくなるほどアウトの波数は増えていながら、ここも波の痩せ具合からは力の弱いブレイクに変わる傾向で、形のまとまりは残りつつピークのトロ速いブレイクやショルダーのボヨつきが厄介な変化に思えました。
東浪見2
オフショアコンディションと高気圧のウネリで余計なカレントは弱まっているので、複雑な地形に対して以前より素直さがあり、夕方の上げ始めも波のまとまりに可能性が残されていました。

志田

4/17水曜日10時半頃の様子から地形をレポートします。満タンの潮止まりです。更新直後に強まった北東コンディションで土曜日(4/13)にかけて狙い所のない風波ブレイクが気になっていましたが、オンショアの余韻を残しつつ日曜日(4/14)の南東コンディションへの変わり目から落ち着きを取り戻し、東ウネリの反応は形のまとまりも復活していた印象です。
志田下1
力の弱い波質ではあったものの一宮〜東浪見区間のような中間の深いセクションがないので、手前に集まるミドルエリアからのブレイクをメインに比較的素直な波を探せていました。潮の動きとしても満タン時の潮位が低い期間だった事もあり、他より控えめな胸前後のサイズにとっても午前中を基準に狙い目が長く、夕方の上げ始めを含めて対応のいいタイミングがあったと思います。
志田2
距離と軽快さを狙えた正面〜右側のレギュラーや左寄りのレフトのまとまりはブレイクもハッキリしていたので、見た目のボヨつきがあっても滑り易いフェイスのようでした。
志田3
左側で目立つワイドな反応は狙える波が少ないものの、この日に強まった南風コンディションの悪影響に対しても対応をキープしながらレギュラー重視なウネリのシフトを遊べていた状況です。

太東


水曜日4/17の11時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引き始めです。志田と同じく土曜日(4/13)にかけての北東コンディションはオンショアのヨレやブレイクのバラつきが目立ってしまい、形があっても距離を遊べる波は少なく、サイズとしてはロングボード用ながらフェイスとカレントの重なりで癖の悪さが気になっていました。
太東1
日曜日(4/14)の南東からこの日の南風コンディションにかけて他よりも風を防げる条件に変わったので、復活した東ウネリで安定した腰〜腹サイズとレギュラーの形をキープした狙い目の期間だったと思います。
太東2
ここにとっても満タンの潮位の低さが対応の良さに繋がっていて、干潮に近づくほどワイドな波が増える傾向ながらアウトを広く使えたり、控えめなサイズに対しても潮が多い時間帯のまとまりから潮位の変化を楽しめていた印象です。
太東3
堤防周辺やガスト寄りに残るカレントセクションでフェイスが途切れるものの、堤防の内側には地形のまとまりがあるので形の切れ目を探しやすく、インサイドにかけて乗り繫げるブレイクは初心者にとってもフェイスの乗り心地を楽しめる波だった雰囲気です。

夷隅

4/17水曜日の12時半頃の地形チェックレポートとなります。潮は引き始めです。日曜日(4/14)の南東コンディションがギリギリの対応となり、この日の南風コンディションにかけてサイドオンショアのヨレやカレントの重なりが目立ってしまい、形にとって悪影響となるウネリのシフトも加わってここ数日は地形を活かせない反応が続いています。
いすみ1
金曜日(4/12)の風波では狙える波が少なかったものの、北東ウネリの復活から始まった土曜日(4/13)のブレイクは波数の上下はありつつ全体的にピークのまとまりから滑りのいいショアブレイクのフェイスを楽しめていて、東ウネリをキープしているこの日までの期間も風向きが良ければ形の雰囲気が残る波がありました。
いすみ2
インサイド〜ミドルエリアにかけて広がった地形とキープしている肩〜頭サイズは潮の動きに対しても満タン近いタイミングから狙える条件を満たしていたので、土〜日の対応はボヨりながらのまとまり重視なブレイクから開きつつ滑り重視なフェイスまで潮の動きも遊べていたと思います。
いすみ3
他よりも手前に集まる波質は一宮〜太東と比べて素直さに欠けていましたが、コンパクトなまとまりと滑りのいいフェイスは距離が短くても面白みのある波を探せていました。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前半の干潮の大きさはカレントの強まりやブレイクのバラつきが気になる変化になってしまい、ミドルエリアに深いセクションが残るポイントにとっては潮が少なくなるほど乗り心地の弱さやフェイスの短さが目立っていましたが、ウネリのキープに助けられて潮が多い時間帯にもアウトの地形を使えるセットがあり、癖の強いポイントに対して形のまとまりを探せていた印象です。
後半の南風はウネリのリセットが心配されるコンディションでしたが意外や賞味期限をキープしていて、 ここ数日は潮位の変動も小さく、サイズ的に控えめな志田周辺の対応に関しても満タン時から狙えていたので、都合の悪い変化もありましたが干潮に向かう時間帯に合わせてアウト重視な癖の少ない地形の反応も遊べていたと思います。
さて、この先の波は今回の期間で低気圧の通過が頻繁になる雰囲気なので、今残っているサイズのキープにも期待できるかもしれませんが、コースの上下がある予報からはコンディションの変化と共にウネリの入れ替わりやリセットが予想されます。
変化が早い場合は風の弱まりも狙えず、カレントが加わると前回のような安定した反応ではなく地形の癖が強まる複雑なブレイクが増えると思います。
コンディションによっては潮のタイミングもバラバラで、オンショアに対しては地形に関係なく潮の多い時間帯が無難になる傾向でもあり、干潮前後の対応は風の影響を防げないと見た目以上に難しい波になるかもしれません。南風のサイズアップがあれば復活気味なサンライズ・東浪見を含めてレギュラーを狙い易くなりますが、コンディションの変化でポイントごとに地形の使い分けに振り回され、このエリアの中でも一宮方面と志田周辺のポイント選びに片寄りができると堤防周辺の地形が混雑しそうです。
最後に、水温ですが、南風のコンディションながら今のところ水温の上昇はないのでブーツまでの準備があった方が無難な状況です。



[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

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皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


今回も金曜日(4/12)に通過した低気圧の影響で北東コンディションの風波から始まりましたが、ハッキリしないものの土曜日(4/13)に復活した北東ウネリの反応からその後の高気圧の東ウネリにかけて肩前後のサイズをキープできていたので、前半の一宮方面や夷隅を基準にした狙い方や後半の志田周辺の対応で楽しみやすい期間だったと思います。
それでは、地形レポートです!

一宮

4/16火曜日7時頃の様子から地形を判断します。潮は満タン寸前です。金曜日(4/12)はオンショアの強まりで風波からのスタートになりましたが、勢力は小さいものの低気圧の通過で土曜日(4/13)にはウネリの雰囲気が復活し、その後も高気圧からの弱い波質をキープしながら胸〜肩サイズを狙えていた様子です。
一宮1
前日の南東コンディションの影響か、今週も頭近いセットが届いていましたが、地形の状態からは全体的にミドルエリアのカレントセクションを境にしてアウトとインサイドが分断されているので、潮の動きに敏感な状況は変わらず、形と距離を両立した狙い目は限られています。
一宮2
満タンに近い時間帯にもアウトを使えるサイズや形のまとまりはありましたが、途中で途切れるフェイスは乗り心地の弱さで距離を楽しめる波は少ない印象でした。以前より余計なカレントは解消傾向に思えつつ、この時の手前に集まるショアブレイクにとってはピークのきっかけがなくなってしまい、北東コンディションの期間の方が意外や滑れる形を探せていたかもしれません。
一宮3
引き始めからのアウト重視な対応もキープできていて、この日のサイズはフェイスの乗りしろが広がり、正面左側やファミマ側を基準に比較的広範囲なブレイクがあったと思いますが、やはり干潮時に関しても波の痩せ方が極端な変化になっていて、地形に誘導されたカレントの強まりはピークやフェイスのまとまりを複雑にしていたように思えます。

サンライズ

4/16火曜日8時頃の地形レポートです。満タンの潮止まりです。ここも土曜日(4/13)からのウネリの雰囲気で乗り心地は弱いものの胸前後のサイズをキープし、地形的にインサイドやアウトに片寄った対応は変わらずでしたが、午前中の引き始めや夕方の上げ始めからの変化に比較的乗りしろのあるフェイスを探せていたと思います。
サンライズ1
対応する地形は時間帯によって狭い印象ながら、左側のアウト重視なレフトの反応や右側の手前に集まるレギュラーのショアブレイク気味なまとまりは前回以降でここのメインの波になっていた印象です。
サンライズ2
今週に入ってからも頭近いセットが残っていて、ミドルエリアのカレントセクションでフェイスが途切れる波は目立ちながら、1日を通してアウトからのブレイクをキープしていたので全体的に引き始めからの対応で距離を狙えそうな雰囲気も感じました。
サンライズ3
基本的に地形のバラつきやまとまりの悪さが気になっていますが、カレントの弱まりは以前よりも素直な反応に思えるので、ブレイクの癖の強さの中に形を探せるコンディションが続いていました。干潮時の地形に影響されたカレントの強まりは形のバラつきが気になるものの、サイズのキープに狙い目が残されてる状況です。

東浪見

火曜日(4/16)9時頃の地形チェックです。潮は引き始めです。前回以降は風の弱まりを狙えるタイミングや土曜日(4/13)からの安定した胸〜肩サイズに助けられていたので、インサイドのまとまりの悪さやミドルエリアの深みなど、地形のバラつきは気になるもののアウトの対応をキープながら形になる波を探せていた雰囲気です。
東浪見1
最近の東ウネリでは一宮〜サンライズ区間と比べてサイズや波数が控えめな様子で、形のまとまりはよく見えても比較するとボトムのボヨつきやショルダーの狭いフェイスが気になっていましたが、ここ数日の頭サイズは潮が多い時間帯のアウトの反応が広がり、可能性があやしくなっていた右側のレギュラーに関してもアウトを重視した対応で狙える波が復活していた印象です。
東浪見3
しかし、潮が少なくなるほどアウトの波数は増えていながら、ここも波の痩せ具合からは力の弱いブレイクに変わる傾向で、形のまとまりは残りつつピークのトロ速いブレイクやショルダーのボヨつきが厄介な変化に思えました。
東浪見2
オフショアコンディションと高気圧のウネリで余計なカレントは弱まっているので、複雑な地形に対して以前より素直さがあり、夕方の上げ始めも波のまとまりに可能性が残されていました。

志田

4/17水曜日10時半頃の様子から地形をレポートします。満タンの潮止まりです。更新直後に強まった北東コンディションで土曜日(4/13)にかけて狙い所のない風波ブレイクが気になっていましたが、オンショアの余韻を残しつつ日曜日(4/14)の南東コンディションへの変わり目から落ち着きを取り戻し、東ウネリの反応は形のまとまりも復活していた印象です。
志田下1
力の弱い波質ではあったものの一宮〜東浪見区間のような中間の深いセクションがないので、手前に集まるミドルエリアからのブレイクをメインに比較的素直な波を探せていました。潮の動きとしても満タン時の潮位が低い期間だった事もあり、他より控えめな胸前後のサイズにとっても午前中を基準に狙い目が長く、夕方の上げ始めを含めて対応のいいタイミングがあったと思います。
志田2
距離と軽快さを狙えた正面〜右側のレギュラーや左寄りのレフトのまとまりはブレイクもハッキリしていたので、見た目のボヨつきがあっても滑り易いフェイスのようでした。
志田3
左側で目立つワイドな反応は狙える波が少ないものの、この日に強まった南風コンディションの悪影響に対しても対応をキープしながらレギュラー重視なウネリのシフトを遊べていた状況です。

太東


水曜日4/17の11時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引き始めです。志田と同じく土曜日(4/13)にかけての北東コンディションはオンショアのヨレやブレイクのバラつきが目立ってしまい、形があっても距離を遊べる波は少なく、サイズとしてはロングボード用ながらフェイスとカレントの重なりで癖の悪さが気になっていました。
太東1
日曜日(4/14)の南東からこの日の南風コンディションにかけて他よりも風を防げる条件に変わったので、復活した東ウネリで安定した腰〜腹サイズとレギュラーの形をキープした狙い目の期間だったと思います。
太東2
ここにとっても満タンの潮位の低さが対応の良さに繋がっていて、干潮に近づくほどワイドな波が増える傾向ながらアウトを広く使えたり、控えめなサイズに対しても潮が多い時間帯のまとまりから潮位の変化を楽しめていた印象です。
太東3
堤防周辺やガスト寄りに残るカレントセクションでフェイスが途切れるものの、堤防の内側には地形のまとまりがあるので形の切れ目を探しやすく、インサイドにかけて乗り繫げるブレイクは初心者にとってもフェイスの乗り心地を楽しめる波だった雰囲気です。

夷隅

4/17水曜日の12時半頃の地形チェックレポートとなります。潮は引き始めです。日曜日(4/14)の南東コンディションがギリギリの対応となり、この日の南風コンディションにかけてサイドオンショアのヨレやカレントの重なりが目立ってしまい、形にとって悪影響となるウネリのシフトも加わってここ数日は地形を活かせない反応が続いています。
いすみ1
金曜日(4/12)の風波では狙える波が少なかったものの、北東ウネリの復活から始まった土曜日(4/13)のブレイクは波数の上下はありつつ全体的にピークのまとまりから滑りのいいショアブレイクのフェイスを楽しめていて、東ウネリをキープしているこの日までの期間も風向きが良ければ形の雰囲気が残る波がありました。
いすみ2
インサイド〜ミドルエリアにかけて広がった地形とキープしている肩〜頭サイズは潮の動きに対しても満タン近いタイミングから狙える条件を満たしていたので、土〜日の対応はボヨりながらのまとまり重視なブレイクから開きつつ滑り重視なフェイスまで潮の動きも遊べていたと思います。
いすみ3
他よりも手前に集まる波質は一宮〜太東と比べて素直さに欠けていましたが、コンパクトなまとまりと滑りのいいフェイスは距離が短くても面白みのある波を探せていました。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前半の干潮の大きさはカレントの強まりやブレイクのバラつきが気になる変化になってしまい、ミドルエリアに深いセクションが残るポイントにとっては潮が少なくなるほど乗り心地の弱さやフェイスの短さが目立っていましたが、ウネリのキープに助けられて潮が多い時間帯にもアウトの地形を使えるセットがあり、癖の強いポイントに対して形のまとまりを探せていた印象です。
後半の南風はウネリのリセットが心配されるコンディションでしたが意外や賞味期限をキープしていて、 ここ数日は潮位の変動も小さく、サイズ的に控えめな志田周辺の対応に関しても満タン時から狙えていたので、都合の悪い変化もありましたが干潮に向かう時間帯に合わせてアウト重視な癖の少ない地形の反応も遊べていたと思います。
さて、この先の波は今回の期間で低気圧の通過が頻繁になる雰囲気なので、今残っているサイズのキープにも期待できるかもしれませんが、コースの上下がある予報からはコンディションの変化と共にウネリの入れ替わりやリセットが予想されます。
変化が早い場合は風の弱まりも狙えず、カレントが加わると前回のような安定した反応ではなく地形の癖が強まる複雑なブレイクが増えると思います。
コンディションによっては潮のタイミングもバラバラで、オンショアに対しては地形に関係なく潮の多い時間帯が無難になる傾向でもあり、干潮前後の対応は風の影響を防げないと見た目以上に難しい波になるかもしれません。南風のサイズアップがあれば復活気味なサンライズ・東浪見を含めてレギュラーを狙い易くなりますが、コンディションの変化でポイントごとに地形の使い分けに振り回され、このエリアの中でも一宮方面と志田周辺のポイント選びに片寄りができると堤防周辺の地形が混雑しそうです。
最後に、水温ですが、南風のコンディションながら今のところ水温の上昇はないのでブーツまでの準備があった方が無難な状況です。



[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(fuji)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 20 (土)
    グラフ 21 (日)
    グラフ 22 (月)
    グラフ 23 (火)
    グラフ 24 (水)
  • 週間予想

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 20 (土)
    グラフ 21 (日)
    グラフ 22 (月)
    グラフ 23 (火)
    グラフ 24 (水)
  • 週間予想

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